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【2階建て29坪の家でもできた】1階完結型の間取りをつくるポイントを徹底解説

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この記事はこんな方にオススメ
  • 注文住宅らしく間取りにはこだわりたい
  • コンパクトな家でも1階完結型の間取りにできるのか不安
  • あまり予算をかけられないけど妥協したくない

一生に一度かもしれない注文住宅、せっかくなら家事ラクで快適な住まいにしたいですよね。

「家事ラク」という言葉が浸透してきたことで、最近人気を集めているのが「1階完結型の間取り」です。

1階完結型の間取りでは、基本的に建売住宅などによく見られる

  • 2階物干し用のバルコニー
  • 2階寝室のウォークインクローゼット

これらの設備は採用しません。

以前までの住宅といえば、バルコニーや寝室のウォークインクローゼットが当たり前に採用されていましたよね。

ですが、最近では平屋のような間取りが人気を集めたことで、2階のバルコニーやクローセットは不要と考えるオーナーさんが増えてきました。

毎日おこなう家事だからこそ、1階と2階を何度も往復するの面倒ですよね。

この記事では、1階完結型の間取りづくりのポイントについて解説をしていきます。

この記事を読むと、1階完結型の間取りをつくるコツについて詳しく知ることができます。

1階完結型の間取りをつくるコツは以下のとおり。

  • 家事動線を1階に集約する
  • 1階に収納をまとめる
  • 「2階は寝るだけ」と割り切る

1階に家事動線を集約することで、家事動線を最小限に抑えた平屋のような暮らしができます。

また、この記事では1階完結型の間取りのメリットとデメリットについても解説をしていきます。

メリットやデメリットについても理解することで、より納得のいく家づくりができますので、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。

それでは解説をしていきます。

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目次

1階完結型の間取りとは、2階建てだけど平屋のように暮らせる間取り

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1階(18坪)に生活動線をまとめた1階完結型の間取り
イメージ画像
2階(11坪)は寝室と子供部屋のみ

1階完結型の間取りにすることで

2階建てだけど、平屋のような生活ができます。

上の図は、わが家の間取りを再現したものです。

洗濯から身支度まで、1階だけですべて完結できる間取りとなっていることが分かるかと思います。

  • 水回りや収納など生活に必要なものを1階にまとめる
  • 2階には寝室のみを配置

そうすることで、寝る以外は1階で完結する暮らしを実現できます。

ポイントは、生活のメインである1階に、めいっぱい予算をかけて設備を充実させること。

【2階は寝るだけ】1階だけで生活できる動線をつくる

「2階は寝るだけ」と割り切ることも、1階完結型の家づくりのポイントです。

多くの住宅が平屋よりも2階建てを採用していますよね。

2階建て住宅は、平屋よりも建築コストを抑えられるメリットがあります。

なぜ平屋の方が高いのか?

同じ延べ床面積でも平屋と2階建ての住宅では、平屋のほうが基礎工事の面積が広くなります。

これが、平屋のほうが建築費用が高くなると言われる理由です。

一方、2階建て住宅のデメリットは階段の上り下りが必要ということです。

1日に何度も階段を上り下りするのは大変ですよね。

生活に必要な動線を1階に集約することで、階段の上り下りの負担を減らせます。

1階完結型の間取りづくりのポイント

イメージ画像

ここからは、1階完結型の間取りづくりのポイントについて詳しく解説をしていきます。

1階完結型の間取りづくりのポインはこちら。

順番に解説していきますね。

1階の収納を充実させる

1階に収納をまとめることで効率的な家事動線にできます。

階段下のスペースに収納を設けるなど、ムダなスペースをつくらないよう設計をしていきましょう。

収納が1階にまとまることで、家族全員が物の位置を把握しやすくなるメリットもあります。

関連記事>>>【注文住宅】失敗しない家事ラク動線の間取りづくりのポイント7選を徹底解説

2階LDKにしない

イメージ画像

立地条件から、採光がとれないなどの理由がなければ、2階リビングは避けましょう。

2階リビングには、

  • 眺望のよさ
  • 日当たりのよさ
  • プライバシーの確保

などのメリットがあります。

しかし、階段の上り下りが多くなることから、2階リビングはオススメしません。

1階に物干しスペースを設ける

物干しスペース
広さ3畳のランドリールーム|洗濯から物干しまでワンストップでおこなえる。

物干しスペースを1階につくることも、重要なポイントの1つです。

多くの住宅が、2階のバルコニーに洗濯物を干す動線を採用しています。

ですが、洗濯のたびに濡れた洗濯物を2階まで運ぶのは大変ですよね。

1階に物干しスペースを設置すれば、面倒な階段の移動もなく効率用く家事をおこなえます。

洗濯スペースと物干しスペースを同じ部屋にすれば、洗濯→干すという家事動線をワンストップでおこなうことも可能です。

1階にファミリークローゼットを設置する

ファミリークローゼット
4畳のファミリークローゼット|毎日の身支度はここで完結。

ファミリークローゼットは1階に設置するのがオススメです。

1階に家族の洋服をまとめることで、朝の身支度や帰宅後の着替えが格段にラクになります。

とくに小さなお子さんがいるご家庭の場合、朝晩の着替え以外にも洋服が必要なケースもよくありますよね。

1階にクローゼットがあることで、干した洋服をスムーズ収納できて効率的です。

2階の寝室収納は、季節ものの洋服などの収納に使いましょう。

2階は寝るだけと考えよう

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1階に生活動線を集約させるには、「2階は寝るだけ」と割り切ることも大切です。

1階完結型の間取りをつくるためには、まずは1階の設備を充実させることに集中しましょう。

その上で、「予算に余裕があれば2階にもお金をかける」くらいに割り切ることがポイントです。

廊下はなるべくつくらない

廊下のない間取りにすることで最短距離での家事動線にすることができます。

1階完結型の間取りでは、どうしても建物の1階部分が大きくなりやすいです。

そのため、限られた坪数で家を建てる場合には、なるべく廊下を少なくして各部屋のスペースを確保する必要があります。

一方で、廊下の少ない間取りにはメリットやデメリットも存在します。

場合によっては、廊下を設けた方がいいケースもあるでしょう。

廊下がない間取りのメリットとデメリットについても、以下でご紹介していきますね。

廊下がない家のメリット

廊下がない家のメリット
  • リビングなどの居住スペースを広くできる
  • 家族のコミュニケーションが増える
  • 家事動線が短くなる
  • 建築コストを抑えられる
リビングなどの居住スペースを広くできる

廊下のない間取りにすることで、建築面積を居住スペースに充てられます。

リビングを広くしたり、収納を増やしたりできるよ。

家族のコミュニケーションが増える

リビングから各フロアへつながる間取りにすることで、自然と家族が顔を合わせる機会が増えます。

お子様がいるご家庭の場合、お子様の顔を見ることで心境の変化などにも気づきやすくなります。

家事動線が短くなる

廊下を通らずに各部屋がつながることで、最短距離での家事動線にできます。

リビングから洗面所や脱衣室、ファミリークローゼットへ直接つながることで家事効率もアップします。

建築コストを抑えられる

廊下をなくすことで、床材や壁、建具の建築コストを抑えられます。

廊下にかかる費用を抑えた分、居住スペースに予算を充てることができますよね。

居住スペースの快適性を優先して費用をかけられるよ。

廊下がない家のデメリット

廊下がない家のデメリット
  • 家族のプライバシーを確保しにくい
  • 音やにおいが漏れやすい
  • 冷暖房効率が悪くなる
家族のプライバシーを確保しにくい                           

廊下のない間取りはコミュニケーションがとりやすい一方で、プライバシーを確保しにくいとも言えます。

ライフスタイルにあわせて、適度な家族との距離感も考えながら間取りをつくりましょう。

音やにおいが漏れやすい

各部屋が隣接しているため、生活音や調理中のにおいが広がりやすくなります。

換気扇を活用したり、リビングと寝室は離れた配置になるように間取りを工夫するなどの対策をしましょう。

冷暖房効率が悪くなる

廊下がない間取りでは、冷暖房の効率が悪くなります。

廊下をなくして各部屋のスペースが広くなることで、冷暖房を使用する際に多くのパワーが必要となるからです。

広い空間でも冷暖房の効率を良くするためには、住宅の気密性能・断熱性能を高めることが大切です。

気密性能と断熱性能は家づくりでとくに重要です。

関連記事>>>【初心者必見】高気密高断熱住宅のメリット7選!! デメリットと対策についても解説

1階完結型の間取りのメリット

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ここからは、1階完結型の間取りのメリットについても解説をしていきます。

1階完結型の間取りのメリット
  • 生活動線がスムーズ
  • 家族が自然と集まりやすい
  • 階段の上り下りの負担が少ない
  • 老後も生活しやすい

順番に解説をしていきます。

生活動線がスムーズ

1階に生活の動線を集約することで、スムーズな家事動線にできます。

1階完結型の間取りであれば、ワンフロアで家事をおこなえてるため非常に効率的です。

効率的な間取りを実現するためには、家族のライフスタイルについてしっかりと見直すこともポイントです。

また、現在の生活だけではなく、将来の生活の変化にも対応できるような間取りを設計することも意識しましょう。

家族が自然と集まりやすい

1階に生活動線を集約することで、自然と家族が顔を合わせる機会が増えます。

家族と顔をあわせる機会が増えることで、コミュニケーションもとりやすくなりますね。

階段の上り下りの負担が少ない

1階完結型の間取りにすることで、階段の上り下りの負担が少なくなります。

2階にクローゼットを配置した場合、着替えのたびに階段を上り下りする必要があり大変ですよね。

わが家の場合、衣類や小物を1階にまとめたことで、就寝するまで2階に行かないなんて日もよくあります。

まずは1階の収納を充実させることを優先しよう。

老後も生活しやすい

1階だけで生活ができるということは、老後の生活にもメリットがあります。

身体が元気なうちはいいですが、年を重ねるにつれて階段の上り下りが大変になる可能性は十分に考えられますよね。

老後の生活のためにも、1階完結型の間取りはオススメです。

1階完結型の間取りのデメリット

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一方で、1階完結型の間取りにはデメリットもあります。

デメリットについても理解することで、後悔のない家づくりができるでしょう。

1階完結型の間取りのデメリット
  • 狭小地には不向き
  • 1階坪数が大きくなるため建築コストがかかる
  • 総2階の住宅よりも耐震性が劣る

こちらも順番に解説をしていきます。

狭小地には不向き

狭小地では、1階完結型の間取りをつくれない場合があります。

1階完結型の間取りをつくるためには、1階の建築面積にある程度の広さが必要です。

そのため、狭小地では1階の広さに限界があり、1階完結型の間取りをつくれない可能性があります。

1階の坪数が大きくなるため建築コストがかかる

1階部分が大きい住宅は、総2階の住宅に比べて建築コストが高くなります。

一般的に基礎の施工面積が増えると建築コストが高くなりやすいです。

1階に生活動線を集約することで、1階の施工面積が大きくなります。

その結果、総2階の住宅よりも建築コストがかかるというわけです。

総2階の住宅よりも耐震性が劣る

2階よりも1階が大きい住宅は、総2階の住宅に比べて耐震性が劣ります。

耐震性が劣る原因となるのが、「直下率」です。

「直下率」とは

柱や耐力壁が1階と2階で揃って配置されている割合のことです。

一般的には直下率50%以上が適正といわれています。

基本的に、総2階の住宅のほうが直下率が高くなります。

そのため、1階が大きい住宅は総2階の住宅に比べて、耐震性が低い傾向があるので注意しましょう。

まとめ:1階を充実させて平屋のような生活を目指そう

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この記事では、1階完結型の間取りづくりのポイントと、メリット・デメリットについて解説をしてきました。

ここで、1階完結型の家づくりのポイントについて、再度確認をしておきましょう。

1階完結型の間取りづくりのポイント
  • 1階の収納を充実させる
  • 2階LDKにしない
  • 1階に物干しスペースを設ける
  • 1階にファミリークローゼット
  • 2階は寝るだけと考えよう
  • 廊下はなるべくつくらない

1階完結型の間取りは、1階に生活のほとんどを集約することで、効率的な動線をつくれることが最大のメリットです。

一方で、1階が大きくなりやすいため、建築コストが高くなるデメリットがあります。

1階完結型の間取りにすることで、2階建て住宅でも平屋のような暮らしができます。

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