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地震に強いおすすめハウスメーカー6選!最新ランキングと倒壊しない選び方

  • 地震に強い家を建てるには、どのハウスメーカーを選べばいい?
  • 耐震等級3なら本当に安心?
  • 地震に強い家を建てるために、チェックすべきポイントは?

家を建てるときに「地震に強いかどうか」を重視する方も多いのではないでしょうか。日本は地震が多い国のため、耐震性能に優れた家を選ぶことで、万が一の災害時に家族の安全を守ることができます。

一方で、設計や施工の質が低ければ十分な耐震性能を発揮できません。耐震性能だけでなく、制震や免震などの技術を組み合わせることで、より安心できる住まいを実現できます。

結論として、地震に強い家を建てるためには、地震対策に力を入れているハウスメーカーを選ぶことが重要です。

構造や工法、耐震技術について正しく理解して、あなたの求める安心感を叶えられるメーカーを選ぶことがポイントになります。

この記事では、地震に強いおすすめのハウスメーカー6社を厳選してご紹介。さらに、ハウスメーカーの選び方や、地震に強い家の特徴についても詳しく解説していきます。

「家を建てるなら絶対に地震に強い家がいい」「ハウスメーカー選びで失敗したくない」という方は、最後まで記事を読み進めてください。

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目次

おすすめの地震に強いハウスメーカー6選

こちらでは、ハウスメーカーのなかでも、とくに耐震性に優れたおすすめのメーカーについてご紹介していきます。

本記事で紹介する、地震に強いおすすめハウスメーカー6社がこちら。

  • ヘーベルハウス
  • セキスイハイム
  • 積水ハウス
  • 一条工務店
  • 三井ホーム
  • ダイワハウス

1. ヘーベルハウス

ヘーベルハウス
ヘーベルハウス
ヘーベルハウスの特徴
  • 軽量気泡コンクリート(ALC)採用
  • 基礎も含めた実大振動実験

ヘーベルハウスは、外壁や一部の構造材に軽量気泡コンクリートを使用しています。

通常のコンクリートに比べて重量が大幅に軽減されるため、地震時に建物全体への慣性負荷が低くなるとともに、断熱性や耐火性も高められています。

ヘーベルハウス
ヘーベルハウス

多くのハウスメーカーは上部構造のみの耐震実験をおこないますが、ヘーベルハウスは基礎を含む実大振動実験を実施しています。

建物と基礎の接合部が地震時の弱点となることを踏まえ、実際に基礎も含めた全体の一体性を検証することで、実際の地震における揺れや変形の挙動を正確に把握できるようにしている点で非常に先進的です。

実大振動実験では、阪神・淡路大震災時の揺れの1.5倍程度の地震波を何度も加えることで、構造全体の耐震性を実証しています。

2.セキスイハイム

セキスイハイム
セキスイハイム
セキスイハイムの特徴
  • ユニット工法による高耐久・高精度な住宅
  • 構造と外壁で地震に耐える「GAIASS」
  • 鉄骨造と木造の両方の商品を展開

セキスイハイムは、ユニット工法による高品質で強度の高い家づくりが特徴の大手ハウスメーカーです。工場で約85%を完成させてから現場へ搬送することで、安定した施工精度と、雨による建材の劣化リスクが抑えられます。

安心の耐震構造「GAIASS」も特徴です。

大きな揺れはユニット構造が支え、小さな揺れには外壁がクッションの役割を果たすことで、地震のエネルギーを抑えています。

鉄骨と木造の両方を扱っており、どちらの商品もユニット工法を採用。建築するエリアや構造に関係なく、高耐震・高耐久の住まいを実現します。

3. 積水ハウス

積水ハウス
積水ハウス
積水ハウスの特徴
  • 独自開発の「シーカスダンパー」を採用
  • 木造・鉄骨ともに耐震等級3を標準
  • 大地震でも全壊・半壊ゼロ

積水ハウスは、独自開発の「シーカスダンパー」を採用。地震発生時に建物内に設置されたダンパーが、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する仕組みです。

従来のオイルダンパーや高減衰ゴムダンパーの技術を進化させ、各種試験をクリアする高い耐震性を実現しています。

積水ハウス
積水ハウス

鉄骨造と木造の両面から耐震設計を行い、どちらの構造でも耐震等級3を標準仕様に組み込んでいます。

さらに、各住宅ごとに詳細な構造計算を実施し、特殊な間取りや大空間設計にも対応している点が大きな強みです。

実際に阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震といった大地震において、積水ハウスの住宅は全壊・半壊ゼロという実績があり、シーカスダンパーの効果が実証されています。

4. 一条工務店

一条工務店
一条工務店
一条工務店の特徴
  • 独自の「ツインモノコック構造」
  • 全ての住宅タイプについて実大振動実験を実施

一条工務店は、独自の「ツインモノコック構造」を採用しています。

壁・床・天井を一体化するモノコック構造を、さらに2重にすることで、地震時のエネルギーを建物全体に均等に分散し、各部の変形やねじれを抑制する工法です。

一条工務店
一条工務店

販売する全ての住宅タイプについて実大振動実験を実施しており、構造の耐震性能が厳しく検証されています。

徹底した実証実験により、設計段階での理論だけでなく、実際の振動に対する耐久性が保証されています。

過去の地震波(阪神・淡路大震災、東日本大震災、新潟中越地震など)を用いた実験により、実際の大地震でも倒壊しないことが確認されています。これにより、安心して暮らせる家づくりが可能となっています。

5. 三井ホーム

三井ホーム
三井ホーム
三井ホームの特徴
  • 高耐震・高耐久の「プレミアム・モノコック構法」
  • 断熱性も兼ね備えた「ダブルシールドパネル」
  • 1邸ごとに構造計算を実施

三井ホームのプレミアム・モノコック構法は、伝統的な枠組み工法をさらに進化させ、屋根、床、壁、基礎を一体化した「6面体」として構造全体を捉えます。

これにより、地震時の荷重が各面に均等に分散され、局所的な損傷リスクが大幅に低減されます。

屋根にはダブルシールドパネル(DSP)を使用しており、2.4トンの荷重にも耐えられる強度を持つとともに、発泡成形ポリスチレン(EPS)による断熱効果も兼ね備えています。

壁は、従来の2×4工法を改良し、2×6工法により断熱材の厚みと構造体の剛性を強化しています。

三井ホーム
三井ホーム

特殊な間取りや大空間設計の場合、社内または外部の専門計算事務所により1邸ごとに構造計算を実施。これにより、理論上の安全性だけでなく、実際の設計に基づいた耐震性能が担保されます。

実大振動実験では、震度7の揺れを60回連続で耐えるなど、過酷な条件下での耐震性能が証明されています。こうした検証実績により、安心して長期間住み続けられる家づくりを実現しています。

6. ダイワハウス

ダイワハウス
ダイワハウス
ダイワハウスの特徴
  • エネルギー吸収型耐力壁(D-NΣQST)
  • 業界屈指の基礎強度
  • 構造躯体と基礎を直接連結する工法


ダイワハウスは、「D-NΣQST(ディーネクスト)」と呼ばれるエネルギー吸収型耐力壁を標準仕様としています。

このシステムでは、耐力壁内にアルファベットの「N」の形状をした部材を配置し、その下にシグマ型デバイスを取り付けることで、地震エネルギーを効率的に吸収します。

これにより、震度7クラスの大地震が繰り返し発生した場合でも、建物自体の損傷が極力抑えられる設計となっています。

ダイワハウス
ダイワハウス

鉄骨造の場合、基礎との接合部分も徹底的に強化しており、立ち上がり幅や主筋の太さ(例:180mm、22mm)など、通常の基礎に比べて約2.67倍の鉄筋量を使用することで、引き抜き力や揺れに対する耐力を高めています。

木造住宅においては、構造躯体と基礎を直接連結する工法を採用。これにより、地震時の力を効率的に基礎へと逃がす設計となっています。

耐震実験では、震度7相当の地震波を連続して加える試験を実施し、持続的な耐震性を確認。これにより、長期にわたる余震や連続する大地震にも耐えうる構造であることが実証されています。

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地震に強いハウスメーカー5つの選び方

ここでは、地震に強いハウスメーカーを選ぶ際に、注目すべき5つのポイントについて詳しく解説をしていきます。

  • 耐震等級3を取得しているか確認する
  • 独自の耐震・制震・免震技術を採用しているか
  • 構造・工法の耐震性能を比較する
  • 過去の震災時の実績を調べる
  • 地盤調査と基礎工事の精度が高いか確認する

1:耐震等級3を取得しているか確認する

震等級3は、地震に強い家を選ぶうえで最も重要な基準です。

耐震等級は1〜3の3段階があり、等級3は建築基準法の1.5倍の耐震性能を持っています。これは、消防署や警察署など防災拠点となる建物と同じ基準です。

しかし、耐震等級3を取得している=すべての家が頑丈というわけではありません。

ハウスメーカーによっては、設計や施工の質にばらつきがあるため、以下のポイントも確認しましょう。

  • 標準仕様で耐震等級3を取得しているか
  • 許容応力度計算などの詳細な構造計算を行っているか
  • 基礎・構造部分の耐震性能も高いか

耐震等級3を取得し、さらに強固な構造を持つハウスメーカーを選ぶことが大切です。

2:独自の耐震・制震・免震技術を採用しているか

地震対策には、大きく分けて「耐震」「制震」「免震」の3つの技術があります。

  • 耐震:建物の強度を高め、揺れに耐える
  • 制震:揺れを吸収して、建物の負担を軽減する
  • 免震:建物と地盤を切り離し、地震の衝撃を逃がす

多くのハウスメーカーは、これらを組み合わせた独自の地震対策技術を採用しています。たとえば、積水ハウスの「シーカス」、住友林業の「BF構法」、一条工務店の「減震ブレーキシステム」などがあります。

地震に強い家を建てるなら、耐震だけでなく、制震・免震技術を組み合わせたハウスメーカーを選ぶことが重要です。

3:構造・工法の耐震性能を比較する

同じ耐震等級3でも、構造や工法によって地震への強さが異なります

  • 木造(在来工法)
    柱と梁で支える。施工の自由度は高いが、耐震性は設計次第
  • 木造(2×4・モノコック構造)
    面で支える構造のため、地震に強い
  • 鉄骨造(軽量・重量)
    強度が高く、大空間設計が可能。ただし、重量鉄骨はコストが高め
  • RC造(鉄筋コンクリート)
    耐震性は非常に高いが、価格も高くなる

木造住宅を検討している場合は、パネル工法やモノコック構造を採用しているハウスメーカーを選ぶと、耐震性が高まりやすいです。

また、施工精度も重要なため、過去の施工実績や耐震試験のデータも確認するとよいでしょう。

4:過去の震災時の実績を調べる

実際の震災時にどのような被害が出たかを知ることで、ハウスメーカーの耐震性能を客観的に判断できます。

  • 阪神・淡路大震災(1995年)
  • 東日本大震災(2011年)
  • 熊本地震(2016年)

たとえば、一条工務店や積水ハウスなどは、震災後の被害調査で「全壊ゼロ」を公表している事例があります。

ハウスメーカーの公式サイトや実際のオーナーの口コミをチェックすると、耐震性能のリアルな評価がわかるでしょう。

5:地盤調査と基礎工事の精度が高いか確認する

いくら耐震性の高い家を建てても、地盤が弱ければ地震時に被害を受ける可能性があります。そのため、ハウスメーカーが以下のような地盤対策をしっかりおこなっているか確認しましょう。

  • 地盤調査の実施
  • 適切な基礎工事
  • 液状化対策

とくに、埋立地や軟弱地盤のエリアでは、地盤改良が必要なケースが多いため、事前にしっかりチェックすることが大切です。

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地震に強い家の特徴

耐震性に優れた家は、設計段階から徹底した対策が施されています。こちらでは、耐震等級についてや地震に対する備え方と特徴について解説をしていきます。

耐震等級とは

耐震等級は、住宅性能表示制度に基づいて建物の耐震性能を評価する指標です。

  • 耐震等級1
    建築基準法の最低基準で、震度5強~7程度の大地震にも倒壊・崩壊しないレベル。
  • 耐震等級2
    耐震等級1の1.25倍の耐震性能を持ち、軽微な修繕で住み続けられる可能性が高い。
  • 耐震等級3
    耐震等級1の1.5倍の耐震性能で、最も高いレベル。官公庁や救護施設に採用されることが多い。
住宅性能表示パンフレットより

耐震等級3を標準仕様とする住宅は、より安心して長期間住むための基準となります。

耐震・免震・制震の違い

住宅の耐震対策は、主に以下の3種類に分類されます。

  • 耐震
    建物自体の強度を高め、地震の揺れに耐える設計。
  • 免震
    建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを大幅に減衰させる工法。
  • 制震
    建物内部に制震装置(ダンパーなど)を設置し、地震エネルギーを吸収して揺れを軽減する工法。

免震・制震は、耐震だけではカバーしきれない揺れのエネルギーを効果的に吸収するため、より高度な技術が求められます。

構造計算とは

構造計算とは…
建物の各部材や接合部にどれだけの力が加わるかを数値で検証し、設計の安全性を確保するための計算です。

建物の設計段階で、実際の地震時に建物が受ける力をシミュレーションし、十分な耐震性があるかどうかを評価します。

特に特殊な間取りや大空間設計の場合、個別に詳細な構造計算を実施することで、実際の施工における安全性が保証されます。

この構造計算があることで、理論上だけでなく、実際に安全な住宅であることが裏付けられています。

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地震に強い建物とする理由

なぜ耐震性の高い住宅を選ぶべきなのでしょうか。ここでは、その理由を掘り下げます。

地震大国・日本における住宅選びの重要性

日本は世界有数の地震大国です。過去の大地震(阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など)の経験から、住宅の耐震性は生活の安全に直結する重要な要素であることがわかります。

地震発生時に住宅が倒壊すると、家族の安全だけでなく、避難後の生活基盤にも大きな影響を及ぼします。

住宅選びの段階で耐震性をしっかり確認することは、将来のリスクを最小限に抑えるために不可欠です。

耐震性の高い住宅の必要性

耐震性が高い住宅は、単に倒壊しないだけでなく、地震後も住み続けられる家づくりを目指しています。

地震による損傷が少なければ、修繕費用や再建費用を大幅に削減でき、住民の生活への影響も最小限に抑えられます。

地震後の余震や連続震にも耐えられる設計は、家族の安心感を高め、長期的な資産価値の維持にもつながります。

まとめ

この記事では、地震に強いおすすめのハウスメーカー6社を厳選して紹介してきました。

結論として、地震に強い安心の住まいを建てるためには、あなたの希望や住む地域の特性に合ったメーカーを選ぶことが大切です。

独自の工法や制震・免震技術、といった、メーカーごとの特徴を理解することで、より安心できる住まいを実現できるハウスメーカーを見つけられます。

地震に強いハウスメーカーを選ぶポイント5つ
  • 耐震等級3を取得しているか確認する
  • 独自の耐震・制震・免震技術を採用しているか
  • 構造・工法の耐震性能を比較する
  • 過去の震災時の実績を調べる
  • 地盤調査と基礎工事の精度が高いか確認する

「どのハウスメーカーを選べばいいかわからない」と迷っている方は、モデルハウスの見学や資料請求を活用し、耐震性の違いを比較してみるのもおすすめです。家族の安全を守れる強い家を建てるために、慎重に検討しましょう。

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