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【どれが正解?!】高気密高断熱住宅にオススメの換気システムについて徹底解説

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この記事はこんな方にオススメ
  • 換気システムってそんなに重要なの?
  • 換気システムは何を選べばいいのかわからない
  • オススメの換気システムがあれば知りたい

「住宅の換気システムって第一種換気第三種換気のどちらを選べばいいの? 」

オススメの換気システムについて教えてほしい」

省エネ住宅が普及して高気密高断熱の家づくりをするハウスメーカーが増えてきました。

すき間風のない、夏も冬も快適な住まいにするためには、住宅の性能にあわせた換気システムを導入することが大切です。

なぜなら、正しく換気システムを導入することで高気密高断熱住宅の性能を最大限に活かすことができるからです。

また、シックハウス症候群といった健康被害から家族を守ることにもつながります。

換気システムについての理解を深めて、家族の健康を守ろう。

この記事では、高気密高断熱の家にオススメの換気システムと、換気の重要性について詳しく解説をしていきます。

この記事を読むと、住宅の性能にあわせた換気システムの選び方について詳しく知ることができます。

結論は

高気密高断熱住宅には第一種換気システムがオススメです。

最適な換気システムを選ぶことで、一年中快適で長持ちする家づくりができます。

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目次

高気密高断熱の住宅には第一種換気がオススメ

イメージ画像

高気密高断熱の住宅と第一種換気は、非常に相性がいいためオススメです。

高気密高断熱の住宅は、

  • 外気の影響を受けにくい
  • 隙間が少ないため、効率よく換気ができる
  • 湿度調整がしやすい

という特徴があります。

高気密高断熱住宅と第一種換気を組み合わせることで

  • 計画的な換気ができる
  • 冷暖房効率がよくなり光熱費の削減につながる
  • 結露リスクを抑えて家が長持ちする

高気密高断熱住宅と第一種換気は相性がバツグン!!

参考記事>>>【初心者必見】高気密高断熱住宅のメリット7選!! デメリットと対策についても解説

第一種換気には全熱交換型と顕熱交換型がある

ここからは、第一種換気についてもう少し詳しく解説をしてきます。

第一種換気についての理解を深めることで、納得して換気システムを選ぶことができます。

第一種換気には全熱交換型と顕熱交換型があり、オススメは全熱交換型です。

全熱交換型とは

外気を、室内の温度と湿度に調整して取り入れる。

顕熱交換型とは

温度のみを調整して、外気を室内に取り入れる。

全熱交換型の第一種換気にすることで以下の効果を得られるメリットがあります。

  • 真夏の乾燥を防ぐことができる
  • 梅雨の時期でも湿度を快適に保つことができる

第一種換気なら全熱交換型がオススメ!!

第一種換気のデメリット:コストがかかる

第一種換気のデメリットは設置コストランニングコストがかかることです。

第一種換気は給気も排気も機械でおこなうため、それらの機器の設置やダクトの配置・熱交換器の設置など、第三種換気と比べて設置コストがかかります。

また、毎月の電気代も第三種換気よりも高くなります。

それでも第一種換気がオススメ

ではコストを抑えたい場合は第三種換気のほうがいいのか? というとそうとも限りません。

第一種換気は、冷暖房効率が良く光熱費を抑えられるというメリットがあります。

第三種換気は外気をそのまま室内に取り込むため、第一種換気よりも冷暖房効率が劣ります。

そのため、エアコンの稼動に多くの電力が必要となり、光熱費が高くなる要因となります。

一方、第一種換気であれば、外気を室温に近づけて給気するため、より少ない電力で効率的にエアコンを稼動できます。

第一種換気の方が導入コストは高いけど、光熱費のランニングコストを考えると、第一種換気がお得な場合もあるよ。

住宅の換気システムには、第一種換気と第三種換気の2種類がある

一般の住宅に採用されている換気システムには「第一種換気」と「第三種換気」の2種類があります。

ここからは、第一種換気と第三種換気それぞれの特徴について解説をしていきます。

第一種換気とは

第一種換気の画像
画像引用元:日本住環境株式会社

第一種換気とは給気と排気を機械によって強制的におこなう換気システムです。

オススメは全熱交換型の第一種換気システム。

外から取り入れる空気を室内の温度・湿度に調整して給気をしてくれます。

そうすることで、効率よく室内の冷暖房をおこなうことができます。

第三種換気とは

第三種換気の画像
画像引用元:日本住環境株式会社

第三種換気とは、自然に給気をおこない、機械によって排気をおこなう換気システムです。

第一種換気よりも導入コストが安いといったメリットがあります。

しかし、外の空気をそのまま室内に取り込むため、冬は冷たい空気が室内に入ることで冷暖房効率が低下する恐れがあります。

関連記事>>>【知らないと損】注文住宅で後悔する仕様7選

換気の役割

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次に、換気の役割について解説をしていきます。

住宅の換気には大きく2つの役割があります。

  1. 室内の二酸化炭素濃度の上昇を抑える
  2. ハウスダストを除去する

順番に解説をしていきます。

室内の二酸化炭素濃度の上昇を抑える

気密性の高い住宅ではしっかりと換気がされていないと、室内の二酸化炭素濃度が上昇してカラダに悪影響を及ぼします。

具体的には、以下のリスクが挙げられます。

二酸化炭素濃度上昇による悪影響
  • 頭痛がする
  • 眠くなる
  • 集中力がおちる
  • 睡眠の質がさがる

二酸化炭素濃度の上昇を抑えることで、これらの健康被害から家族を守ることに繋がります。

ハウスダストを除去する

適切に換気をおこなうことで、室内のダニや埃などのハウスダストを除去することが大切です。

気密性を高めた住宅が一般化してきたことで、夏も冬も快適にすごせる高気密高断熱の住宅が増えてきました。

しかし適切に換気をおこなわないと、ハウスダストによるアレルギー疾患シックハウス症候群といった健康被害を起こしてしまう恐れがあります。

シックハウス症候群とは

建材から発生する有害物質などによって室内の空気が汚染されておこる健康被害のことです。

主な症状には頭痛・吐き気・のどの乾燥・鼻水・湿疹などさまざまです。

どんなに素敵な外観や間取りの住宅も、健康を害してしまう住宅では意味がありません。

そこで「24時間換気」をおこなうため、換気システムの設置が義務化されました。

24時間換気とは

換気設備を常時作動させるようにしておくことです。

法律では、1時間に0.5回以上(2時間に1回の空気の入れ替え)の換気量をもつ換気システムを設置するように定められています。

換気で気をつける3つのポイント

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換気で気をつける3つのポイント
  1. 換気をとめない
  2. フィルター掃除
  3. 故障したらなおす

①換気をとめない

「外の花粉を取り込みたくないから」と換気をとめてしまうか方もいるようですが、基本的に24時間換気システムは運転をとめないようにしましょう。

気密性の高い住宅で換気をとめてしまうと、シックハウス症候群やカビの発生の原因となります。

高気密住宅は換気がとても重要だよ。
ウイルスなどの感染症対策にも効果あり!

②フィルターの掃除をする

フィルターに花粉やホコリが多く付着していると換気システムの性能を十分に発揮することができません。

定期的なフィルターの掃除をすることで、快適な室内環境の維持につながります。

第一種換気なら第三種換気よりも給気口の数も少ないため比較的ラクに掃除ができます。

2か月に1度はフィルターの掃除をしましょう。

③故障したらなおす

当たり前のことなのですが、換気システムが故障したらちゃんと修理することが大切です。

「なんだか調子がわるいけど動いてるからいいいや」と修理を後回しにしていると、かえって大変な修理費用がかかる故障につながる恐れもあります。

修理することも想定して、導入する換気システムの修理費用についても事前にハウスメーカーに確認しておくとよいでしょう。

正常に換気できないと家族の健康被害につながります。

換気不足によって起こる7つの問題点

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①カビがはえる

カビは湿気があり、かつ空気がよどんでいるところに発生しやすいです。

部屋の隅や水回り、クローゼットなどは空気の入れ替えがされにくいため、意識して換気するようにしましょう。

空気の循環をよくすることでカビの発生を防ぐことができます。

②洗濯物の生乾き

空気の循環が不十分だと、洗濯物の生乾き臭が発生しやすくなります。

十分に換気をすることで生乾き臭の原因となる菌の発生を防ぐことができます。

室内干しでは、洗濯乾燥機やサーキュレーターを併用すると効果的です。

③においの充満

換気が不十分だと、料理のにおいなどが家中に充満してしまう恐れがあります。

翌朝に、前日の夕飯のにおいが残っている場合には換気不足のシグナルです。

においが気になる場合には、以下を確認しましょう。

  • フィルターが汚れていないか
  • 換気扇がとまっていないか

④睡眠の質の低下

換気がされず二酸化炭素濃度が上昇すると、

  • 睡眠の質か低下する
  • 眠くなる、集中できなくなる

などの健康被害にもつながります。

換気を行っていなかった寝室のCO2濃度は翌朝には4000ppm以上にまで上昇します。健康的なCO₂濃度が800~1000ppmとされている中、それを大きく上回る数値です。デンマーク工科大学の研究※では、「換気をして、CO2濃度が低くなるほど睡眠の質が改善し、翌日の眠気が少ない」と報告されています。今回の調査結果でも、睡眠時間は十分だと感じるが、何らかの睡眠悩みを持つ人が23.4%いることが明らかになっています。睡眠時間が十分でも「睡眠の質」が上がらない原因は、換気ができていないことにあるのかもしれません。「良い睡眠」の環境作りに、今日からすぐに実践できる「換気」を取り入れることを推奨します。

引用元:PRwire 三菱電機換気ソリューションPR事務局 

⑤アレルギー疾患

換気をしないと家の中にハウスダストがたまっていきます。

ホコリやダニなどが溜まると、花粉症や小児ぜんそくといったアレルギー疾患を引き起こす原因となります。

⑥感染症(コロナウイルス)のリスク

換気が不十分だとウイルス感染のリスクも高まります。

新型コロナウイルスの流行によって室内換気の重要性が注目されるようになりました。

感染症対策として、十分な換気をおこないましょう。

⑦シックハウス症候群

24時間換気の義務化のきっかけとなったのがシックハウス症候群です。

シックハウス症候群は、建材に含まれる有機化合物やホルムアルデヒドの濃度が高まることで引き起こされます。

換気システムが正常に作動していないと、これらの有害物質を外に排出できないため、家族の健康被害につながる恐れがあります。

シックハウス症候群の症状例
  • めまい
  • 頭痛・吐き気
  • 鼻水
  • 湿疹
  • ぜんそく・のどの痛み

失敗しない換気システムの選び方

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ダクト排気がオススメ

換気システムのダクト計画には、大きく3つの種類があります。

  • ダクトレス
  • ダクト給気
  • ダクト排気

その中でもオススメなのは、ダクト排気型の換気システムです。

順番に解説をしていきます。

ダクトレス換気

ダクトレス換気のメリットは、ダクト内の汚れを気にしなくていいことです。

しかし、ダクトレス換気はプロペラファンを使って換気をおこなうため、パワーが弱く、空気の逆流や換気不足の原因となります。

ダクト給気

ダクト給気とは、ダクトを通して外の空気を室内に取り込むシステムです。

ダクトにはフィルターが設置してありますが、フィルターを通していても、ダクト内は使用とともに汚れていきます。

そのため、ダクト給気では汚れたダクト内を通った空気を取り込む可能性があります。

ダクト排気

室内の空気をダクトを通して外に排出する換気システムです。

ダクト排気型であれば、ダクト内が汚れても空気は外に排出されるため、室内を新鮮な空気に保つことができます。

ダクト排気型の換気システムを選ぼう!

フィルターの位置

フィルターの位置は見落としがちなポイントの1つです。

フィルターの位置も計算することで、住んでからもメンテナンのしやすい家にできます。

給気フィルターは外から掃除できるタイプを選ぶ

給気フィルターは、外の空気を室内に取り込む際の汚れを吸着してくれます。

なので、給気フィルターは虫の死骸やホコリなどの汚れがたまりやすいです。

給気フィルターが家の中にあると、フィルター掃除の際に家の中が汚れてしまう恐れがあります。

家の外から掃除できる位置に給気フィルターをつけましょう。

排気フィルターは掃除しやすい位置にする

手の届きづらい高い位置に排気フィルターの設置してしまうと、メンテナンス頻度が低下するおそれがあります。

またハウスダストは下にたまりやすいため、手の届きやすい低い位置に設置することで効率的に換気とメンテナンスをおこなうことができます。

オススメの換気システム【澄家】

澄家の説明画像
引用元:MAHBEXホームページより

ここまで解説してきた換気対策を満たしているオススメの換気システムが

マーベックス社の換気システム【澄家】です。
*公式ホームページはこちら

澄家の特徴
  • ダクト排気型の換気システム
  • 家の外から給気フィルターの掃除ができる
  • 床面に排気フィルターがつく

注意としては、床断熱を採用している住宅では使えないということです。

採用できるのは基礎断熱の住宅のみであることに注意が必要です。

まとめ

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この記事では、高気密高断熱の家にオススメの換気システムと、換気の重要性について詳しく解説をしてきました。

第一種換気システムを採用することで、高気密高断熱住宅のメリットを最大限に活かした住まいづくりができます。

一方で、第一種換気には以下のデメリットがあります。

  • 第三種換気よりも導入コストがかかる
  • 定期的なメンテナンス費用がかかる

予算上、第一種換気の導入が難しい場合もあるかと思います。

その場合でも、しっかりと給排気口の位置を考えて設計することで、第三種換気でも十分な換気をおこなえます。

家づくりで大切なことは家族がずっと健康で暮らせる住まいづくりです。

ぜひ「換気」にも目を向けて、後悔のない家づくりをしましょう。

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