- 窓選びでお悩みの方
- 家の断熱性能にこだわりたい方
- コスパのいい家づくりをしたい方
注文住宅の窓選び、性能にこだわらずにハウスメーカー任せにしていませんか?
「住宅の断熱性の6~7割は窓で決まる」
と言われるほど、家づくりにおいて窓選びはとても重要です。
窓選びに失敗すると「夏熱く、冬寒い」家となってしまい、せっかくの注文住宅で後悔してしまうかも。
わたしも注文住宅を検討し始めた当初は、窓の重要性についてまったく理解していませんでした。
日本は世界と比べて、窓の断熱性に関しての認知が低いと言われています。
そのため、断熱性能の低い窓を標準仕様として提案しているハウスメーカーがまだまだ多いのが現状です。
また、窓の形状や配置によって家のデザイン性にも違いがでてきます。
窓の配置は、家の内観と外観の両面から計画しよう。
- 窓の性能にこだわる
- 窓の配置を考える
- 採光のイメージをする
- 必要以上に窓を設置しすぎない
この記事では、注文住宅で選ぶべき窓の種類と特徴について解説をしていきます。
この記事を読むと、後悔しない窓の選び方について知ることができます。
オススメは
オール樹脂サッシLow-Eペアガラス以上の窓を採用することです。
注文住宅の窓選びはとくに重要なポイントです!!
提案された仕様で家づくりを進めてしまい、のちのち後悔してしまう方も多いです。
わたしたち施主も、しっかりと住宅の知識をつけることで、家づくりの失敗を回避することができます。
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断熱性能にすぐれた「オール樹脂サッシ」を選ぼう
多くのハウスメーカーが標準仕様として採用されている窓がアルミ樹脂複合サッシです。
室外側がアルミサッシ、室内側が樹脂サッシの複合サッシ。
アルミ樹脂複合サッシは耐久性があることで、窓枠が細くガラス面を大きくとることができるのが特徴です。
その反面、断熱性能が劣るため結露の発生リスクが高まります。
オール樹脂サッシの窓を採用することで、
- 断熱性能が高まる
- 結露の発生を抑える
- 冷暖房効率の向上
- 光熱費の削減
これらの効果が期待できます。
ガラスは「Low-Eペアガラス」がオススメ
ガラスにも以下のようにいくつかの種類があります。
- 複層ガラス
- Low-Eペアガラス
- トリプルガラス
2枚のフロートガラス(特殊金属膜をコーティング)の間に空気の中間層があることで、断熱性・遮熱性を高めた窓です。
窓の種類(サッシ編)
窓のサッシには以下の3種類があります。
それぞれ解説をしていきます。
- アルミサッシ
- アルミ樹脂複合サッシ
- オール樹脂サッシ
アルミサッシ
- 軽い
- 価格が安い
金属製により熱伝導性が高いため、断熱性能は高くないので現在は標準仕様にしている会社は少ないです。
アルミ樹脂複合サッシ
外側がアルミサッシ、内側が樹脂サッシの複合窓です。
アルミ単体のサッシよりも熱伝導性が低く断熱性能に優れているのが特徴です。
ハウスメーカーの多くが、こちらのアルミ樹脂複合サッシを標準仕様としています。
アルミの耐久性を活かして窓枠を細くすることができます。
スタイリッシュなデザインや、天井までの大開口の窓に仕上げる場合にもアルミ樹脂複合サッシが採用されます。
しかし、アルミ樹脂複合サッシには以下の注意点もありますので覚えておくとよいでしょう。
- 樹脂サッシよりも断熱性能が劣る
- 結露の発生リスクがある
オール樹脂サッシ 【オススメ】
オール樹脂サッシとは、外側・内側ともに樹脂サッシの窓です。
- 断熱性が高い
- 遮音性が高い
- 結露が発生しにくい
- 重さがあり、窓の開閉の際に重みを感じる
- 窓枠が太く、野暮ったい印象になりやすい
- アルミサッシよりも高額
とくにポイントなのが、断熱性が高いことで冷暖房効率が向上する点です。
窓からの熱の流入・放出を防ぐことで、光熱費を抑えたコスパのいい住まいにすることができます。
オール樹脂サッシのデメリットとして窓の重さをあげる声もあります。
わたしが実際に使用してみての感想としては、開閉が大変というほどには重さは感じられませんでした。
窓の種類(ガラス編)
単板ガラス
1枚板のガラス窓で、現在の住宅では単板ガラスはほぼ採用されておりません。
- 価格が安い
- 断熱性能が低い
- 結露が発生しやすい
- 割れやすい
ペアガラス
2枚のガラスを組み合わせた複層ガラス。
現在の住宅にもっとも採用されているガラスです。
- 断熱性
- 遮熱性
- 遮音性
- 結露防止
- 開閉時に重さを感じる
- 単板ガラスよりも高額
トリプルガラス
3枚のガラス層で構成された窓。
非常に断熱性能が高く、エネルギー消費の削減にも大きく効果を発揮します。
- 断熱性
- 遮熱性
- 遮音性
- 結露防止
- 開閉時に重さを感じる
- 複層ガラスよりも高額
寒冷地仕様の住宅にしたい場合にはトリプルガラスがオススメです。
トリプルガラスを標準仕様にしているハウスメーカーは少ないので、希望している場合には必ず担当営業に伝えましょう。
窓のデザイン
窓はデザインも豊富で、どんな窓にすればよいのか悩んでしまいますよね。
選ぶデザインによって内観・外観のイメージに影響してきます。
また、開閉のしやすさなど機能面にも違いがあります。
- 日光を多くとりいれたい
- 風通しを良くしたい
- 大開口の窓でリビングからの眺めを楽しみたい
建てたい住宅のイメージに合わせた窓選びをしましょう。
掃き出し窓
掃き出し窓とは、リビングから外につながる引き戸式の大きな窓のことを指します。
「大開口の窓」というとこちらの窓のことを想像する方が多いかと思います。
- 出入りがしやすい
- 風通しがいい
- 明るいリビングになる
- 開放感がある
- プライバシーの心配
- 断熱性が下がる
- 防音性がさがる
床から天井までの大きな窓を設置したり、ウッドデッキとつなげることで内と外の一体感を演出したりと、オシャレな活用アイデアも参考にしてみましょう。
引き違い窓
引き違い窓とは左右にスライドして窓を開閉させる窓。
開閉のしやすさと換気のしやすさが特徴です。
引き違い窓は価格もリーズナブルで、建売住宅やローコスト住宅で多く採用されています。
ただし、引き違い窓の多用には注意が必要です。
- 外観に個性がでにくい
- カーテンの設置費用がかかる
- 断熱気密性能がおちる
縦滑り窓
縦長の窓で、風通しに優れているのが特徴です。
- 風通しがいい
- 防犯性が高い
- 窓の掃除がしやすい
雨天の際には室内に雨が入ってしまわないように注意が必要です。
横滑り窓
正方形から横長の窓で、光と風を心地よく取り込むことができます。
- 窓を開けていても雨が室内に雨が入りにくい
- 防犯面でも侵入しづらい
FIX窓
FIX窓は開閉できないタイプの窓で、光をとりいれたい場所やデザインの1つとして使われます。
- 断熱性が高い
- 防犯性が高い
透明ガラスと型ガラス
透明ガラス・・・外まで見えるガラス
型ガラス・・・外までは透けて見えないガラス
それぞれ窓の目的によって使い分けることができます。
透明ガラス
- 外の景色を楽しめる
- 視線が抜けて室内が広く感じる
- 天気の確認がしやすい
- 外から室内が見えるため防犯対策が必要
- 透明ガラスが多いとカーテン設置の費用がかかる
型ガラス
- 外からの視線が気にならない
- 透明ガラスよりも防犯性に優れている
- 汚れが目立ちにくい
- 視線が抜けず、室内が狭く見える
- 外の天気が確認しづらい
窓の配置を考える
窓の取付け位置を考えることで、内観・外観ともにまとまりのあるデザインにすることができます。
- 窓の高さを揃える
- 2階建ての場合、1階と2階の窓の位置を合わせる
- 窓の形を統一する
間取りを決める際には窓の位置もあわせて計画しましょう。
方角・日当たりも意識しよう
日当たりも意識して窓の設置位置を決めることも大切です。
一般的に南側が日光を多く取り込むことができます。
そのため、リビングを南面に配置して大きな窓を設置することが多いです。
また、西日が入りすぎないよう、西面には窓を多く設置しないなどの工夫をするとよいでしょう。
北向きのリビングでも、窓の位置を工夫することで採光のとれた明るいリビングにすることができます。
光の入り具合はなかなかイメージがしづらいものです。
担当の設計士さんともよく相談して窓の位置を決めるようにしましょう。
間取りにあわせた窓の設置ポイント
間取りによって窓の配置にも工夫が必要です。
ここからは各部屋ごとに窓を設置する際のポイントについて解説をしていきます。
リビング
リビングには、日光を多く取り込めるように大きな掃き出し窓を設置することが多いです。
床から天井までの大開口の窓も開放感があり人気ですが、窓を大きくすると家の断熱性が低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。
また、大きな窓は家具の配置スペースが限られてしまうという注意点もあります。
家具の配置も考えて窓の位置を決めよう。
キッチン
キッチン背面に窓を設けることでキッチンが明るく開放的になります。
窓の位置によっては収納を確保できず、使い勝手のわるいキッチンになってしまう場合があります。
トイレ
トイレに窓を設置することで、
- 日中は電気をつけなくてもトイレを利用できる。
- 素早く換気ができる
といったメリットがあります。
一方で、トイレに窓を設置する際には以下の注意点もあります。
- 断熱性能が下がる
- 掃除の手間が増える
- 窓の設置費用がかかる
それぞれの特徴を理解して窓の設置を考えましょう。
関連記事>>>【注文住宅】我が家の後悔ポイントと参考にしたよくある後悔ポイントを解説
洗面所
洗面所に窓を設置することで明るく開放感のある空間にすることができます。
毎日の身支度も電球だけよりも採光のとれた明るい部屋のほうが気分もいいですよね。
また、メイクをする際にも、自然光での見え方なども確認ができるのでオススメです。
浴室
浴室に窓を設置することで明るく開放感のある空間にすることができます。
しかし、浴室に窓を設置する場合には注意点もありますので、よく理解したうえで採用するようにしてください。
- 断熱性能が下がる
- 結露の発生リスクがある
- 掃除の手間が増える
ハウスメーカーから提案される間取りには、浴室に窓が設置されている場合が多いです。
せっかくの注文住宅、あなたのライフスタイルにあわせて本当に必要か判断できる知識をつけることが大切です。
関連記事>>>【注文住宅】我が家の後悔ポイントと参考にしたよくある後悔ポイントを解説
寝室
寝室に窓を配置する際に気をつける点は、寝具の頭上に窓がこないように設計することです。
頭上に窓があると
- 眩しさで睡眠の質を低下させてしまう
- 冷気を感じやすい
間取りの段階から家具の配置も計画しましょう。
まとめ:窓はオール樹脂サッシLow-Eペアガラス以上を選ぼう
この記事では、注文住宅で選ぶべき窓の種類と特徴について解説をしてきました。
結論は、オール樹脂サッシLow-Eペアガラス以上の窓を採用することです。
窓の選び方で住宅の性能は大きく変わります。
何度でもいいます。
窓選び本当に重要です!!
しっかりと断熱気密性能を確保することで、快適で長持ちする住まいにすることができます。
- 窓の性能にこだわる
- 窓の配置を考える
- 採光のイメージをする
- 必要以上に窓を設置しすぎない
せっかくの注文住宅で絶対に後悔したくないですよね?!
ハウスメーカーに任せきりにせず、こちらから提案できるだけの「施主力」をつけて家づくりにのぞみましょう。
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ですが、選んだ住宅会社によってはイメージ通りの住宅が建てられない場合があります。
せっかくのマイホーム、できることなら要望を叶えてくれる住宅会社にお願いしたいですよね。
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さらに、初心者ならみんな不安になる、家づくりの「進め方」や「お金の話」もすべて無料でサポートしてくれます。
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